「運命を取りかえる」がコンセプトの二部連作になります!
とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主
独立してみずから茶葉商を営む黎禾は、弟のつくった銀二千両の借金を返済するため、悪名高い成州王の息子との冥婚を決める。しかし嫁ぎ先に向かっていたはずなのに、気がついたときには皇城にいた。
皇太子・隆翔に兄だと名乗られ、黎禾が行方不明だった公主だと告げられるが、意識が朦朧としていた間に嘘を述べてしまったことに気づき、公主を騙った罪で族滅(一族皆殺し)になることを恐れて否定できなくなる。
どうにかして皇城から逃げ出そうとする黎禾だが、宮廷内に渦巻く陰謀を知るうちに……。
とりかえ花嫁の冥婚 身代わりの伴侶
黎禾に仕える小間使い・橙莉は、大切な友人であり命の恩人でもある黎禾を不幸な結婚から救おうと、身代わりで冥婚の花嫁になろうとする。
しかし死んでいると聞いていた花婿・玄磊はなぜか生きていて、身代わりはあっけなく看破されてしまう。その上、玄磊が黎禾を連れ戻そうとしたときには、すでに彼女の行方はわからなくなっていて……。
後悔とともに黎禾を探す決意をする橙莉。そして玄磊とともに黎禾を救い出そうとするうちに、橙莉は自身の出生と、冥婚に隠された秘密を知ることに……。